階段の面積計算ツール
カーペット、ランナー、木の階段材、タイルのために階段の面積を測ります。1 段には踏み板(足を乗せる面)と蹴込み板(垂直の面)があります。

階段の面積計算ツール

1 つの階段を測る
カーペットやランナーの場合、1 段ごとに踏み板 1 枚と蹴込み板 1 枚が加わります。米国の住宅規定でふつうの踏み板 11 インチ・蹴込み 7.5 インチ、幅 36 インチの階段なら、踏み板 (0.92 × 3) = 2.75 ft²、蹴込み板 (0.625 × 3) = 1.88 ft²、合わせて 1 段 4.6 ft² です。
階から階までの標準的な 13 段の階段は、幅 36 インチでおよそ 60 ft² のカーペットを食います(踏み板 + 蹴込み板)。これに上下の踊り場が加わります。
カーペット、ランナー、ロス
全幅に敷くカーペットは、踏み板を巻き込んで蹴込み板を下ります。多くの施工者は、丸い段鼻と巻き込みのために 1 段あたり 6 インチほどの余分を見ます。この余分と、段どうしの柄合わせのために、計算結果を 10% 切り上げてください。
階段のランナーは長さで売られ、階段より少し狭いほうが納まりよく見えます(36 インチの階段ならふつう 27 か 32 インチ)。ランナーの長さは、(段数 × 踏み板の奥行) + (段数 × 蹴込み板の高さ) + 踊り場の長さ で計算します。
1 段あたりの階段面積
階段は、踏み板 × 蹴込み板 × 段数として測ります。階段が平面上で占める面積ではありません。踏み板(足を乗せる水平面)と蹴込み板(垂直面)が、1 段あたりの面積の単位になります。
米国の住宅の標準的な寸法——幅 36 インチ × 踏み板の奥行 11 インチ × 蹴込み板の高さ 7 インチ。段鼻の巻き込みに 1.5 インチを見ると、1 段で 36 × 19.5 = 702 in² = 4.88 ft² の材料面積になります(カーペット、ランナー、板張りのいずれでも)。
最後まで計算した例——階から階までのふつうの 13 段。13 × 4.88 = 63.4 ft² の材料が要ります。切り落としとパイルの向きに 15〜20% のロスを足して 73〜76 ft²。
階段の幅は思ったより幅があります——規定上の最低 36 インチ、住宅の標準 36〜44 インチ、見せる階段なら 48〜60 インチ。幅が 1 インチ増えるごとに、面積は比例して増えます。
階段のカーペット、木材、フローリング
材料ごとに必要な面積が違います。段への巻き方が違うからです。
カーペット——踏み板 + 蹴込み板 + 段鼻を 1 枚で覆います。36 インチの階段で 1 段 4.88 ft²。パイルの向きのため、標準のロスは 20% です。
ランナー(中央だけ敷いて両脇の木を見せる)——ふつう幅 27〜32 インチなので、1 段あたりの被覆は比例して減ります。36 インチの段に有効幅 28 インチのランナーなら、28 インチ × 19.5 インチ = 3.79 ft²/段。
木の踏み板と蹴込み板を材で買う場合——踏み板はふつう 1.25 × 11.5 × 36 インチ(下の蹴込み板より 1.25 インチ出ます)。1 段に踏み板 1 枚と蹴込み板 1 枚(7 × 36 インチ)。踏み板用の材は別の商品名で売られ、ふつうの板材より単位あたり高くなります。
フローリングやビニル床材を階段に——専用の段鼻材が要ります。ほとんどのフローリングは階段用に作られていません。踏み板、蹴込み板、段鼻の部材が別に要り、1 段ぶんずつ「階段セット」として売られます。13 段なら 13 セットです。
段数と幅から見た階段の面積
階段は小さな長方形の積み重ねで、効く数字は段数、踏み板の奥行、蹴込み板の高さ、幅の 4 つだけです。米国の標準は踏み板 10 インチ・蹴込み 7.5 インチ。幅 36 インチなら、1 段あたり踏み板 2.5 ft²、蹴込み板 1.875 ft² になります。
数えるのは踏み板ではなく蹴込み板で、出発する床から数えます。階高 8 ft を蹴込み 7.5 インチで割ると 96 ÷ 7.5 = 12.8、切り上げて 13 の蹴込み。蹴込み板は踏み板より必ず 1 枚多くなります。いちばん上の踏み板は上階の床だからです。
何を覆うかは材料で決まります。カーペットは踏み板を渡って蹴込み板を下るので、両方の面積が要ります。木の踏み板と塗装した蹴込み板は別々に買い、面積ではなく枚数で数えます。ランナーはその幅のぶんだけ踏み板と蹴込み板の一部を覆い、両脇は出したままです。
最後まで計算した例——蹴込み 13、幅 36 インチの階段にカーペット。踏み板の面積 13 × 2.5 = 32.5 ft²。蹴込み板の面積 13 × 1.875 = 24.4 ft²。合計 56.9 ft²(5.29 m²)。段鼻の巻き込みに 10% を足すと、注文はおよそ 63 ft²(5.85 m²)。階段を細かい話だと思っていた人が必ず驚く数字です。
見積もりを狂わせるのは段鼻です。ほとんどの踏み板は蹴込み板より 1 インチほど出ていて、カーペットはその弧を巻き込まなければならないので、平らに測るより材料の通る道は長くなります。回り階段の段——曲がりのくさび形の段——は外側の縁で直線部分より広いので、平均せずに 1 段ずつ測ってください。
| 蹴込みの数 | 36 in:踏み板 | 36 in:蹴込み板 | 36 in:合計 | 42 in:合計 |
|---|---|---|---|---|
| 12 | 30.0 ft² | 22.5 ft² | 52.5 ft²(4.88 m²) | 61.3 ft²(5.69 m²) |
| 13 | 32.5 ft² | 24.4 ft² | 56.9 ft²(5.29 m²) | 66.4 ft²(6.17 m²) |
| 14 | 35.0 ft² | 26.3 ft² | 61.3 ft²(5.69 m²) | 71.5 ft²(6.64 m²) |
| 15 | 37.5 ft² | 28.1 ft² | 65.6 ft²(6.09 m²) | 76.6 ft²(7.12 m²) |
| 16 | 40.0 ft² | 30.0 ft² | 70.0 ft²(6.50 m²) | 81.7 ft²(7.59 m²) |
蹴込み板、踊り場、そして工事の全体
階段の工事は段だけではありません。階段の全面改修には次が含まれます。
踏み板——幅にもよりますが 1 段 4〜6 ft²。
蹴込み板(各踏み板の下の垂直面)——別に仕上げるなら 7 × 36 = 252 in² = 1.75 ft²/段。ふつうは張らずに塗ります。
上下の踊り場——ふつうそれぞれ 36 × 48 インチ = 12 ft²。
段鼻の巻き込み——踏み板と蹴込み板が出会う丸い縁。カーペットは自然に巻き込みますが、木材とフローリングには専用の段鼻材が要ります。
手すり、手すり子、親柱——面積は増えませんが、改修ではふつう 1 スパンあたり 300〜1,500 ドル加わります。
工事の総額——13 段にカーペットなら 1,000〜4,000 ドル。木の踏み板と蹴込み板なら 2,500〜8,000 ドル。手すりと手すり子を含む全面改修なら 3,000〜10,000 ドル以上です。
先に段数を決める、面積はそのあと
階段の面積は平面図から読めません。決め手になるのが垂直方向の寸法だからです。まず階高——仕上げ床から仕上げ床まで、床からいちばん上の段までではありません——を測り、目標の蹴込み高さで割ります。米国の IRC は蹴込みを 7.75 インチ以下に制限しているので、面積を計算するより先に、この割り算が段数を決めます。
階高 108 インチ、つまり 9 ft で最後まで計算します。目標 7.5 インチなら 108 ÷ 7.5 = 14.4。0.4 段は作れないので、蹴込みは 15 になり、1 段は 108 ÷ 15 = 7.2 インチ。制限より十分に低い値です。蹴込み 15 は踏み板 14 を意味します。いちばん上の蹴込み板が上階の床に出るからで、そこに踏み板はありません。
面積は、幅 36 インチ・踏み板 10 インチの階段で計算します。踏み板の面積は 14 × 36 × 10 = 5,040 in²、つまり 35 ft²。蹴込み板の面積は 15 × 36 × 7.2 = 3,888 in²、つまり 27 ft²。合わせて 62 ft²(5.76 m²)を覆うことになります。
これを、階段が平面上で占める場所と比べてください。10 インチの踏み板 14 枚で階段の長さは 11 ft 8 インチ。幅 3 ft なら床の 35 ft² です。材料を買う面積は、床に開いた穴より 77% 大きい。平面図から階段を見積もると必ず低く出るのはこのためで、階段のカーペットが部屋単位ではなく段単位で見積もられるのもこのためです。
注文の前に補正が 2 つ。段鼻は蹴込み板より 1 と 4 分の 1 インチも出ることがあり、カーペットはそれを巻き込むので、踏み板ごとに段鼻の奥行を足してください。そして回り階段や途中の踊り場——直線の区間ごとに別々に測り、踊り場はそれ自体を小さな床として扱います。
日本では蹴上げと踏面、そして寸法の下限が違う
このページの寸法はすべてインチです。日本では階段を蹴上げ(垂直方向)と踏面(水平方向)でセンチメートル表記し、幅も cm で表します。換算は正確で、1 インチ = 2.54 cm、1 ft² = 0.09290304 m² です。
寸法の換算——幅 36 インチは 91.4 cm、42 インチは 106.7 cm。踏み板 10 インチは 25.4 cm、11 インチは 27.9 cm。蹴込み 7 インチは 17.8 cm、7.5 インチは 19.1 cm。日本の住宅でよく使われるのは蹴上げ 18〜20 cm、踏面 21〜24 cm あたりで、米国より少し急になります。
規定はまったく別のものです。建築基準法施行令第23条の表は、一般の階段(第四号)を幅 75 cm 以上、蹴上げ 22 cm 以下、踏面 21 cm 以上と定め、ただし書きで住宅の階段(共同住宅の共用の階段を除く)は蹴上げ 23 cm 以下、踏面 15 cm 以上まで認めています。米国の IRC が蹴込み 7.75 インチ(19.7 cm)以下、踏み板 10 インチ(25.4 cm)以上を求めるのに比べると、住宅の下限はかなり緩い数字です。これは面積の計算ではなく法規の適合の話なので、設計の際は最新の条文と自治体の運用を確認してください。
この差はそのまま面積に出ます。階高 2.9 m の階段を、幅 91 cm で 3 通り計算すると——蹴上げ 20 cm を目標にすると 15 段(実寸 19.3 cm)、踏面 21 cm で覆う面積は 5.31 m²(57.2 ft²)、水平投影は 2.68 m²。踏面を法定下限の 15 cm まで詰めると 13 段(蹴上げ 22.3 cm)で覆う面積は 4.28 m²(46.0 ft²)、水平投影は 1.64 m²。材料は 19% 減りますが、階段は目に見えて急になります。逆に蹴上げ 18 cm・踏面 24 cm のゆるい階段は 17 段で 6.13 m²(66.0 ft²)、水平投影は 3.49 m² です。
回り階段には、条文に測り方まで書かれています。同条第 2 項により、回り階段の踏面は、踏面の狭いほうの端から 30 cm の位置で測ります。上のセクションが「回り階段の段は平均せず 1 段ずつ測る」と言っているのは、まさにこの理由です。また同条第 3 項により、高さ 50 cm 以下の手すりは、幅 10 cm を限度として階段の幅の計算では無いものとみなされます。
メートル法でそのまま計算することもできます。面積(m²)= 段数 × 幅(m)×(踏面 + 蹴上げ、m)。幅 0.91 m、踏面 0.21 m、蹴上げ 0.193 m の 15 段なら、およそ 5.3 m² です。144 で割る手間が消えます。
Pro tips
回り階段を確かめる
折れ曲がる階段やくさび形の段がある階段は、材料が多く要ります。外側の広い縁がその原因です。回り階段があるなら、ロスを 20% 見てください。
図面ではなく実物の段を測る
段鼻の出、壁際の切り欠き、すり減った段のせいで、段ごとに 1〜2 インチ違うことがあります。図面の数字ではなく、実際の段の幅と奥行を測ってください。
木の踏み板は決まった寸法で売られている
仕上げ済みの木の踏み板は標準寸法(36、42、48 インチ × 奥行 11.5 インチ)で手に入ります。既製の踏み板を注文するなら、平方フィートではなく段数で数えてください。
タイルなら段鼻を忘れない
タイル張りの段の前端は、縁を仕上げた専用のタイルか金属見切りで納める必要があります。1 段につき 1 本ずつ注文してください。