石膏ボードの計算ツール
石膏ボードを張る面積と必要な枚数を計算します。壁と天井の面積を、4×8 の標準的な板なら 32、4×12 の板なら 48 で割ります。日本の定尺は 910 × 1,820 mm でこれとは違うので、換算は下にあります。

石膏ボードの計算ツール

板の寸法を選ぶ
米国の住宅向けの標準的な板は 4×8(1 枚 32 ft²)と 4×12(1 枚 48 ft²)です。扱えるなら 4×12 を選んでください。重くなりますが継ぎ目が減り、パテの量が減って面もきれいに通ります。
高い壁(8 ft 超)では、4×12 を横に張ると継ぎ目が椅子の背もたれあたりの高さに隠れます。天井では 4×12 が職人の標準です。
パテ、テープ、ビス
板そのもののほかに、目地のパテ、ジョイントテープ、ビスが要ります。仕上げの水準を上げるなら、仕上がり面 100 ft² につきパテおよそ 1 ガロン、これにテープと、200 ft² につきビス 1 ポンドを見てください。
予算全体では、石膏ボードの施工と仕上げで 1 ft² あたり 1.50〜3.50 ドル。材料だけ——板、パテ、テープ、ビス——ならふつう 0.60〜0.80 ドルです。
板の寸法と、どれを選ぶか
石膏ボードにはいくつかの標準寸法があり、それが材料費と手間の両方を決めます。大きな板は塞ぐ継ぎ目が少なくなります——そしてここでは手間がいちばん効きます。テープ処理はどの工事でもいちばん遅い工程だからです。
4 × 8 ft の板(32 ft²):ホームセンターの既定の選択。1 人で持てます。補修、小さな部屋、DIY に最適。
4 × 9 ft の板(36 ft²):天井高 9 ft の家向け。床から天井までぴったり入ります。
4 × 10 ft の板(40 ft²):天井高 10 ft 向け、あるいは標準の 8 ft の部屋で横方向の継ぎ目を減らしたいとき。
4 × 12 ft の板(48 ft²):商業建築の標準。板が少なければ継ぎ目もパテも研磨も減るので、職人はこれを好みます。重く、最低2人が必要です。
4 × 14 ft、4 × 16 ft の板:受注生産。商業施設と天井の高い住宅で使われます。
本当に必要な枚数
標準の 10% というロス率は、住宅の一般的な工事に妥当です。窓、ドア、切り込む角が多い部屋なら 15% に上げてください。
天井高 8 ft の 12 × 14 ft の部屋(壁 416 ft² + 天井 168 ft² = 合計 584 ft²、54.26 m²)なら、4×8 の板で 584 ÷ 32 = 18.25、ロスを見て切り上げ 20 枚。4×12 なら 584 ÷ 48 = 12.2、切り上げて 14 枚です。
枚数を数えるとき、床は数えません(石膏ボードは床には張りません)。部屋全体を張るなら天井は足します。
ドアと窓は引かないでください。開口部はどのみち板を切り抜いて作るので丸ごとの板が要りますし、切り落とした部分はほかで使えます。
面積別の枚数と仕上げ材料
板は枚数で売られるので、役に立つのは面積から枚数への換算です。4 × 8 ft の板が 32 ft²、4 × 12 ft の板が 48 ft²。壁と天井の合計面積を板の寸法で割り、ロス率を足して切り上げます。半分の板は購入の単位ではありません。
表はロス率 10% を足しています。ドアと窓が一般的な数だけある部屋なら妥当な値です。階段室や設備の多い浴室のように切りしろの多い空間は 15% に近づきます。端材が小さく、使い回しにくいからです。
長い板は継ぎ目が少なく、手間は継ぎ目にあります。12 ft を超える壁なら、4 × 12 の板が1枚で通るので、そうでなければ3層で仕上げることになる木口の継ぎ目をひとつ省けます。重く運びにくくても職人が長い壁で 12 フィートの板を選ぶのは、このためです。
最後まで計算した例——壁と天井で 1,000 ft²(92.90 m²)。10% を足して 1,100 ft² を覆います。4 × 8 の板なら 1,100 ÷ 32 = 34.4 で 35 枚。4 × 12 なら 1,100 ÷ 48 = 22.9 で 23 枚。12 フィートを選べば板が 12 枚少なく、継ぎ目もはるかに減ります。
仕上げ材料の量は目安であって正確な数字ではありません。継ぎ目の数、塗り重ねの回数、職人の腕で変わるからです。3 層仕上げなら、板 100 ft² あたりパテおよそ 1 ガロン、1,000 ft² あたりテープおよそ 400 フィートを見てください。パテは大きなバケツで買うこと。塗りの途中で切らすと、そこに継ぎ目の跡が残ります。
| 面積 | 10% 込み | 4 × 8 の板 | 4 × 12 の板 | パテ | テープ |
|---|---|---|---|---|---|
| 500 ft²(46.45 m²) | 550 ft² | 18 枚 | 12 枚 | 約 5 ガロン | 約 200 ft |
| 800 ft²(74.32 m²) | 880 ft² | 28 枚 | 19 枚 | 約 8 ガロン | 約 320 ft |
| 1,000 ft²(92.90 m²) | 1,100 ft² | 35 枚 | 23 枚 | 約 10 ガロン | 約 400 ft |
| 1,200 ft²(111.48 m²) | 1,320 ft² | 42 枚 | 28 枚 | 約 12 ガロン | 約 480 ft |
| 1,500 ft²(139.35 m²) | 1,650 ft² | 52 枚 | 35 枚 | 約 15 ガロン | 約 600 ft |
| 2,000 ft²(185.81 m²) | 2,200 ft² | 69 枚 | 46 枚 | 約 20 ガロン | 約 800 ft |
パテ、テープ、ビス、そして材料一式
板だけでは始まりにすぎません。ひととおりの工事には、平方フィートあたり、あるいは板あたりで数える副資材が要ります。以下は米国市場の目安です。
目地パテ:1 ガロンでテープ処理した継ぎ目およそ 100 ft² 分。5 ガロンのバケツ(15〜25 ドル)で仕上がり壁およそ 500 ft² 分。
ジョイントテープ:250 ft のロールで 4〜8 ドル。壁 1 平方フィートにつきおよそ 1 フィートのテープ。
ボードビス:1 ポンドでおよそ 320 ft²(下地に沿って 12 インチ間隔、面で 16 インチ間隔)。300 ft² につき 1 ポンド買ってください。
コーナービード(出隅用):8 ft の1本で 3〜6 ドル。部屋の出隅の延長から数えます。
研磨、下塗り、塗装は別に数えます。500 ft² の工事の材料費合計(手間を除く)は 200〜400 ドルです。
寸法と張る向きが両方の数字を変える
上の枚数の計算は面積を板の寸法で割るもので、算術としては正しく、判断としては半分です。どの板を買い、どちらの向きに張るかが、枚数と仕上げの手間の両方を変えます——そして仕事は後者にあります。
24 × 8 ft の壁、192 ft²(17.84 m²)で最後まで計算します。4 × 8 の板を縦に張れば 192 ÷ 32 = 6 枚が横に並び、あいだに 5 本の継ぎ目、それぞれ高さ 8 ft——テープと仕上げが必要な継ぎ目が 40 フィート。4 × 12 の板を横に張れば 192 ÷ 48 = 4 枚が上下 2 段。段のあいだに 24 ft の通し継ぎ目が1本、各段に 4 ft の木口継ぎ目が1つずつで 32 フィート。板が2枚少なく、枚数は3分の1減り、継ぎ目は 20% 短くなります。
仕上げの手間の差はこの 20% より大きくなります。継ぎ目がどれも同じではないからです。板の長辺は工場でわずかに薄くしてあるので、薄い辺どうしが出会うところではパテが浅いくぼみに収まって消えます。木口の継ぎ目——切った端どうし——にはそのくぼみがないので、盛り上がりを隠すためにパテを幅広く伸ばす必要があります。横張りは薄い辺を長い継ぎ目に持ってきて、木口を短いものだけに残します。板1枚の幅より高い壁で横張りが既定になるのは、このためです。
長い板は運びにくく、傷めやすくもあります。4 × 12 は 4 × 8 の 1.5 倍の重さです。1 人でやる部屋なら、扱いきれない4枚より、扱える6枚の方が勝ります。算術は長い板に味方しますが、実際は違うこともあります。
天井は、これが好みの問題でなくなる場面です。板は下地や梁に直交させて張り、それぞれが複数の支持に載るようにします。そして薄い板ではなく厚い板を使います。薄い板は間隔の広い支持のあいだでたわむからです。この判断は枚数の算術ではなく、下地の組み方が決めます。
日本の石膏ボードは 910 × 1,820 mm——4x8 とは違う
このページの寸法はすべてフィートです。データの出どころが米国市場だからです。日本の石膏ボードはミリメートルで、いちばん一般的な定尺は 910 × 1,820 mm(3 × 6 尺)です。
これは 4 × 8 ft の板とは違います。米国の 4 × 8 ft は 1,219 × 2,438 mm で 2.97 m²、日本の 910 × 1,820 mm は 1.656 m²——面積で 44% 小さく、17.83 ft² にあたります。日本の板を 32 で割ると、枚数がまったく足りません。
長い寸法も別です。日本の定尺は 910 × 2,420 mm(3 × 8 尺、2.202 m²、23.70 ft²)と 910 × 2,730 mm(3 × 9 尺、2.484 m²、26.74 ft²)。上の「継ぎ目が減る」という理屈はそのまま生きています——長い板は木口が減る——ただし選べる長さが違うだけです。
最後まで計算した例、上と同じ 584 ft² の部屋。これは 54.26 m²。ロス率 10% を足して 59.68 m²、910 × 1,820 mm(1.656 m²)で割ると 36.03 枚、つまり 37 枚です。フィートの計算で出た 4×8 の 20 枚と比べると、板1枚あたりの面積が小さいぶん枚数はほぼ倍になります。単位を取り違えたまま発注すると、ここで大きく外します。
厚みもミリです。日本では壁に 12.5 mm、天井に 9.5 mm を使うのが一般的で、これは米国とは逆です。天井の下地の間隔が細かく、板を軽くする方が有利だからです。米国の数字を換算すると 1/2 インチが 12.7 mm、5/8 インチが 15.9 mm。種類は JIS A 6901 が定めており、普通のもののほか、強化(防火)と、水まわりに使うシージングがあります。ボードの種類は端部の表示で確認してください。
Pro tips
扱えるなら 4x12 を
大きな板は継ぎ目が少なくなります。継ぎ目が少なければパテも減り、仕上がりもきれいです。
ロス率 10% を足す
角と開口部の切りしろは使い回せない端材になります。計算より 10% 多く発注してください。
天井を忘れない
一般的な部屋の天井の面積は床より大きくなります。天井は別に数えてください。
天井には厚い板を
薄い標準の板は天井で時間とともにたわみます。天井には厚い板の方が向いています。日本では下地の間隔が細かいので 9.5 mm が使われます。