不定形・変わった形の面積計算ツール
不定形の面積は、長方形・三角形・円の一部に分けて、その合計を取れば出ます。この計算ツールは一度に 10 区画まで扱えるので、L 型の部屋も、隅を切り落とした敷地も、出窓のある部屋も、ひとつの合計で片づきます。

不定形の面積計算ツール

分けて片づける
どんな不定形も、長方形と三角形と円の一部の組み合わせで近似できます。うまくやるコツは、平面をスケッチして、重なりも隙間もないように単純な部品へ分けることです。
L 型の部屋なら、水平の線を 1 本引いて L を 2 つの長方形に分けます。それぞれを測って足すだけです。T 型なら長方形 2 つ。八角形なら、真ん中の長方形に隅の三角形 4 つを足します。
よくある不定形の平面
L 型——長方形 2 つ。キッチンと広いリビングでいちばん多い形です。合計 = (長さ 1 × 幅 1) + (長さ 2 × 幅 2)。
T 型——長方形 2 つ。T の横棒がひとつ、縦棒がもうひとつ。接するところを二重に数えないよう注意します。
出窓やニッチ——主となる長方形 + ニッチの小さな長方形。ニッチが 45 度に切れているなら、台形か三角形 2 つを使います。
両端が丸い長方形——長方形 + 両端の半円 2 つ。競技場、トラック、一部の花壇で見られる形です。
分けて足す方法
どんな不定形でも、規則的な形(長方形、三角形、円)に分け、それぞれを計算して合計すれば面積が出ます。L 型、T 型、U 型、出窓、ニッチ、輪郭が自由な庭まで、この方法でカバーできます。
やり方——形を寸法つきで紙にスケッチします。できるだけ大きな長方形に分けてください。部品が少ないほど測定の誤差も減ります。長方形でない部分(三角形、半円、台形)は別に扱います。部分ごとに計算し、最後に面積を足します。
最後まで計算した例——12 × 14 ft の L 型の部屋に 4 × 6 ft の張り出し。長方形 1(主)は 12 × 14 = 168 ft²。長方形 2(張り出し)は 4 × 6 = 24 ft²。合計 192 ft²(17.84 m²)です。
よくある不定形と、その分け方
L 型——長方形 2 つ。主となる長方形と、L の短いほうの腕を別々に測って足します。
T 型——長方形 2 つ。T の横棒がひとつ、縦棒がもうひとつ。
U 型——長方形 3 つ、あるいは大きな長方形 1 つから欠けた中央部分を引きます。
出窓——主となる部屋の長方形に、出窓の台形を足します。台形は ((平行な辺 1 + 平行な辺 2) ÷ 2) × 奥行。
隅が丸い部屋——長方形から隅の正方形 4 つを引き、4 分の 1 円 4 つを足します。半径 2 ft の隅を持つ 12 × 14 ft の部屋なら、168 − 16 + 12.57 = 164.57 ft²(15.29 m²)。
輪郭が自由な庭——曲線を短い直線の連なりで近似します。区切りが細かいほど結果は正確になります。
曲がった壁——おおまかな近似としては、弦の長さ × 平均の奥行で足ります。
よくある 6 つの不定形の分け方
不定形の部屋はすべて、辺を共有する単純な形の合計です。仕事は、どこで切るかを選び、どの部分も落とさないことです。壁の向きが変わるところで切り、メジャーを手に取る前にスケッチへ名前を書き込み、そのあと名前の順に測っていきます。
表は、実際の部屋のほとんどをカバーする 6 つの平面を扱います。各行が、どこで切るか、例の寸法、そして計算を示します。2 つの行は足し算ではなく引き算です。隅の切り落としは長方形から三角形を引くもので、五角形をそのまま測るよりずっと簡単です。
最後まで計算した例——L 型。入隅で切ると、20 × 12 ft と 8 × 10 ft の 2 つの腕になります。240 + 80 = 320 ft²(29.73 m²)。よくある間違いは、いちばん長い外壁 2 本にメジャーを伸ばして掛けてしまうことで、20 × 22 は 440 ft² となり、床を 120 ft² ぶん——だいたい材料 1 パレット分——多く見積もります。
合計を狂わせないための決まりがひとつ。共有する辺は 1 回だけ測る。2 つの部分が接するところでは、境界はどちらか一方のもので、両方のものではありません。共有する壁を二重に数えるのは、不定形の部屋で 2 番目に多い間違いです。1 番目は、部分をまるごと落とすことです。
| 平面 | 分け方 | 例の寸法 | 合計面積 |
|---|---|---|---|
| L 型 | 長方形 2 つ | 20 × 12 ft + 8 × 10 ft | 320 ft²(29.73 m²) |
| T 型 | 長方形 2 つ | 24 × 10 ft + 8 × 12 ft | 336 ft²(31.22 m²) |
| U 型 | 長方形 3 つ | 22 × 10 ft + 8 × 14 ft を 2 つ | 444 ft²(41.25 m²) |
| ニッチのある部屋 | 長方形 2 つ | 14 × 12 ft + 5 × 4 ft | 188 ft²(17.47 m²) |
| 隅の切り落とし | 長方形 − 三角形 | 16 × 12 ft − (4 × 3 ÷ 2) | 186 ft²(17.28 m²) |
| 出窓 | 長方形 + 台形 | 12 × 14 ft + ((6+10)÷2) × 3 | 192 ft²(17.84 m²) |
不定形では正確さがいちばん効く
複数の部分を足す計算では、誤差が積み上がります。4 つの部分にそれぞれ 5% の狂いがあれば、合計で 15〜20% ずれることがあります。それを抑えるには——
部分ごとに 2 回測る。10 ft の距離で 2 回の測定が 2 インチ以上違うなら、3 回目を測ってください。
方眼紙に縮尺つきのスケッチを描く。角度の取り違えや張り出しの見落としのような目で見てわかる間違いは、図が閉じないことですぐに現れます。
対角線で検算する。12 × 14 ft の部屋なら、対角線は √(144 + 196) = 18.44 ft のはずです。測った対角線が合わないなら、どちらかの壁の寸法が間違っています。
迷うなら専門家の実測を頼む(150〜400 ドル)。検証済みの寸法が入った図面が手に入ります。不動産の取引、手続き、材料の発注のどれにも使えます。
メートル法で不定形の部屋を分ける
このページの例はすべてフィートです。サイト全体がそうだからです。「分けて足す」方法のどの手順も単位に依存しません。メートルで測り、メートルで掛け、平方メートルで合計してください。換算が必要になるのは最後だけで、換算は正確です。1 ft² = 0.09290304 m²。
表の合計を換算すると——L 型の 320 ft² は 29.73 m²、T 型の 336 ft² は 31.22 m²、U 型の 444 ft² は 41.25 m²、ニッチのある部屋の 188 ft² は 17.47 m²、隅の切り落としの 186 ft² は 17.28 m²、出窓のある部屋の 192 ft² は 17.84 m² です。
メートルで作業すると、ひとつ楽なことがあります。センチメートルを小数のメートルに直すのは 100 で割るだけ。インチを小数のフィートに直すには 12 で割ります。このページに何度も出てくる「まずインチを直す」という注意は、メートルで測っていれば自然に消えます。3.45 m はすでに小数だからです。不定形の部屋では、部分が多いほど換算の誤差が積み上がるので、これは実際に効きます。
対角線の検算もまったく同じに働きます。3.66 × 4.27 m(12 × 14 ft)の部屋なら、対角線は √(13.40 + 18.23) = 5.62 m のはず。測った対角線が数センチ以上違うなら、どこかの壁の寸法が間違っています。複数区画の部屋では、全体だけでなく部分ごとにこの検算をしてください。
最後にひとつ。部屋を平方メートルで測って、材料を平方フィート表示の箱で注文する(あるいはその逆)のが、このページでいちばん高くつく間違いです。不定形ではどのみち部分ごとに丸めが入るからです。単位をひとつ決め、その単位で全部の部分を足し、換算はきっちり 1 回だけにしてください。
不定形の部屋にロスが多く要る理由
ロス率はふつう材料と張り方の話として語られるので、製品の性質のように見えます。不定形の部屋では、その大半が形の性質で、原因は外周です。
切った縁のひとつひとつが、壁に合わせるために短くされた材料です。そして部屋が必要とする切断の数は、面積ではなく外周に比例します。だから同じ面積の 2 つの部屋が、必要とする床材の量では違ってくるのです。
最後まで計算した例、どちらもきっちり 300 ft²(27.87 m²)——単純な 15 × 20 ft の長方形は外周 70 ft。20 × 20 ft の正方形から 10 × 10 ft の隅を抜いた L 型も 300 ft²(400 引く 100)ですが、外周は 80 ft。床の面積は同じで、縁は 10 ft 長い。切る縁が 14.3% 多いということです。床 1 平方フィートあたりに直すと、長方形の 0.233 ft に対して 0.267 ft の縁になります。
材料ライブラリが、標準的なタイル張りに 10%、複雑な張り方に 20% を見込んでいるのはこのためで、同じ跳ね上がりは、まっすぐ張るフローリングと斜めに張るフローリングのあいだにも現れます。このロスは雑さのための余裕ではありません。長い縁に沿って端材になる、まさにその部分を買っているのです。
そして、すべては入隅に集まります。まっすぐな壁沿いなら、板は横方向に 1 回切るだけ。L 型の入隅では、切断が 2 方向に材料を抜く必要があり、抜いた部分が次の列に使える端材になることはめったにありません。入隅が 2 つ以上ある部屋なら、材料が何であれ複雑な張り方として扱ってください。
日本の部屋は 910 mm のグリッドに乗っている
このページの分け方は形の話なので、単位にも国にも依存しません。ただ日本の住宅には、不定形の部屋を測るときにそのまま使える性質がひとつあります。寸法が、ほぼ必ずグリッドに乗っていることです。
在来工法の家は尺モジュールで組まれ、柱の芯々が半間——公称 910 mm——の倍数になります。1 間は 1,820 mm。だから L 型の腕も、ニッチの奥行も、張り出しの幅も、910 の倍数のはずです。3,640 と出たら 4 グリッド、2,730 なら 3 グリッド。測った寸法が 910 の倍数から数センチ外れているなら、たいていは測り間違いか、仕上げの厚みを数えたかのどちらかです。この検算は、対角線の検算と同じくらい速く効きます。
メーターモジュールの家なら、同じ話が 1,000 mm のグリッドになります。廊下も階段も一回り広くなり、同じグリッド数の部屋の面積は 1,000² ÷ 910² = 1.208 倍——およそ 21% 大きくなります。図面の寸法がどちらのモジュールなのかを先に確かめてください。
坪との関係もここで整理できます。1 間 × 1 間がちょうど 1 坪。厳密には 1 尺 = 10/33 m なので 1 間は 1,818.18 mm で、その平方は 3.305785 m²——法定の 1 坪と完全に一致します。実務で使う公称 910 mm は 3 尺(909.09 mm)を丸めたもので、1.82 m の平方は 3.3124 m²。0.2% だけ大きくなります。部屋 1 室では無視できますが、坪単価を掛ける前にどちらの数字かは意識しておく価値があります。
不定形の部屋でこれがいちばん効くのは、スケッチの段階です。壁の向きが変わるところで切り、各腕の長さをグリッドの数で書き込んでから mm に直せば、部分の落としも共有辺の二重計上も起きにくくなります。上の L 型の例(20 × 12 ft + 8 × 10 ft)を尺モジュールに置き換えると、6.10 × 3.66 m と 2.44 × 3.05 m。合計 22.33 + 7.44 = 29.77 m² で、フィートから換算した 29.73 m² とほぼ一致します。
Pro tips
スケッチが先、測るのはあと
メジャーを出す前に、必ず平面を描いてください。寸法は測ったその場でスケッチに書き込みます。記憶は信用しないことです。
自然な分かれ目を探す
たいていの部屋には、長方形の自然な境目があります——壁の向きが変わるところ、柱、暖炉。そこを部分の境界に使ってください。
外周で検算する
部分の合計は、部屋の実際の広さと一致していなければなりません。外周を一周して、寸法が閉じるかを確かめる。これが常識的な検算になります。
曲線は近似でよい
曲がった壁や自然な輪郭は、長方形 2〜3 個か台形の連なりで近似します。材料の見積もりなら、95% の精度でふつうは十分です。