平方フィート単価と工事費の計算ツール
平方フィート単価、あるいは単価から工事費の総額を計算します。面積に平方フィート単価を掛ければ総額、総額を面積で割れば、ほかの見積もりと比べられる単価が出ます。

平方フィート単価の費用計算ツール

材料別の平方フィート単価の目安
下の表は、材料そのものに払う額と、職人が施工したあとに払う額を分けています。「材料のみ」の列は、パッケージの価格をそれが覆う面積で割ったもの。「施工込み」の列は、下地材、見切り、下準備、職人の時間を足したもので、たいていの見積もりが示すのはこちらです。
これは米国市場の 2026 年の計画用の目安で、公開されている費用データ(Homewyse、Modernize、HomeGuide、Angi)から取ったものです。いずれも見積もりではなく推計です。人件費は地域、季節、そして現場で初めて分かる下地の補修量で変わります。見積もりの代わりではなく、見積もりが妥当かどうかを確かめるために使ってください。
床以外では、室内の塗り替えが施工込みで壁面積 1 ft² あたり 1.50〜4 ドル、新築が仕上げ面積 1 ft² あたり 150〜300 ドル(地域と仕様によります)。
| 材料 | 材料のみ | 施工込み | 人件費の割合 |
|---|---|---|---|
| 無垢フローリング | 4〜15 ドル | 11〜25 ドル | 約 50% |
| ラミネートフローリング | 1〜6 ドル | 4〜14 ドル | 約 55% |
| フロアタイル / LVT | 2〜10 ドル | 4〜16 ドル | 約 55% |
| セラミック / 磁器質タイル | タイルによる | タイルによる | 約 60% |
| カーペット | 1〜5 ドル | 2〜8 ドル | 約 60% |
| 竹 | 3〜8 ドル | 7〜17 ドル | 約 50% |
材料費と施工込みの費用
「平方フィートあたりいくら」は、材料だけを指すことも、施工だけを指すことも、施工込み——材料 + 人件費 + 副資材——を指すこともあります。どれを比べているのかを必ず確かめてください。
自分で施工するなら払うのは材料費です。業者の見積もりなら払うのは施工込みの費用です。難易度が中くらいの工事なら、倍率はふつう材料費の2〜3倍、専門性の高い工事ではそれ以上になります。
平方フィート単価の式を実際に使う
平方フィート単価 = 工事費の総額 ÷ 総面積。逆向きなら、総額 = 面積 × 平方フィート単価。
最後まで計算した例、無垢フローリング:300 ft²(27.87 m²)× 材料 4.50 ドル/ft² = 1,350 ドル。ロス率 10% を足して 1,485 ドル。施工 3 ドル/ft² を足して 900 ドル。合計 2,385 ドル。
最後まで計算した例、塗装:壁 350 ft² × 2 回塗り ÷ 1 ガロンあたり 350 ft² = 2 ガロン × 50 ドル = 塗料 100 ドル。壁 1 ft² あたり 1.50 ドルの手間を足して 525 ドル。合計 625 ドル。
最後まで計算した例、キッチンのリフォーム:200 ft²(18.58 m²)× 200 ドル/ft² = 標準仕様で 40,000 ドル。300 ドル/ft² なら中位で 60,000 ドル。500 ドル/ft² ならオーダーメイドで 100,000 ドル。
材料費と人件費は必ず分けてください。材料は面積に素直に比例します。人件費は工事の複雑さで大きく変わります。
最後まで計算した例:320 ft² のキッチンの床の見積もり
毎回同じ順番で計算すれば、見積もりがぶれなくなります。まず正直な面積、次にロス率、次に材料費、最後に人件費。ロス率を面積そのものに紛れ込ませるのが、予算が静かに膨らむ道筋です。
手順1——測る。20 ft × 16 ft のキッチンで 320 ft²(29.73 m²、8.99 坪)。何も足す前の、正直な実測面積です。
手順2——ロス率を足す。通常の目地をずらす張り方なら 10%。320 × 1.10 = 発注 352 ft²(32.70 m²)。
手順3——材料費。中位のラミネートフローリングで 1 ft² あたり 3.50 ドル:352 × 3.50 ドル = 1,232 ドル。払うのは実測面積ではなく発注面積に対してです。
手順4——人件費。施工が 1 ft² あたり 4.00 ドルで、発注面積ではなく張る面積に対して:320 × 4.00 ドル = 1,280 ドル。
合計 1,232 + 1,280 = 2,512 ドル、施工込みでおよそ 1 ft² あたり 7.85 ドル。ラミネートの施工込み 4〜14 ドルの範囲に収まっており、この確認こそが「見積もりが妥当だ」と教えてくれるものです。
各項目でどの数字に掛けているかに注意してください。材料は発注面積に従います。余りを含めて箱ごと買うからです。人件費は実測面積に従います。職人が張るのは床であって余りではないからです。この2つを混ぜるのが、小さな工事の見積もりで最も多い間違いです。
| 項目 | 計算の基礎 | 単価 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 実測面積 | 20 × 16 ft | — | 320 ft²(29.73 m²) |
| 発注面積 | + ロス率 10% | — | 352 ft²(32.70 m²) |
| 材料 | 発注 352 ft² | 3.50 ドル / ft² | 1,232 ドル |
| 施工 | 張る 320 ft² | 4.00 ドル / ft² | 1,280 ドル |
| 合計 | — | 約 7.85 ドル / ft² | 2,512 ドル |
工事の種類ごとの材料費と人件費の割合
塗装:人件費 80%、材料 20%。1 ft² あたり 4 ドルの工事なら、およそ人件費 3.20 ドル + 材料 0.80 ドル。
カーペット:人件費 60%、材料 40%。5 ドルの工事なら人件費 3 ドル + 材料 2 ドル。
無垢フローリング:人件費 50%、材料 50%。10 ドルの床なら人件費 5 ドル + 材料 5 ドル。
タイル:人件費 60%、材料 40%。15 ドルのタイルなら人件費 9 ドル + 材料 6 ドル。
アスファルトシングル:50/50。5 ドルの屋根なら人件費 2.50 ドル + 材料 2.50 ドル。
石膏ボード:50/50。2.50 ドルの工事なら人件費 1.25 ドル + 材料 1.25 ドル。
予算を立てるときは材料と人件費を分けてください。良い材料を選んでも人件費は上がりません——1 ft² あたり 10 ドルの床を張る時間は、5 ドルの床と変わらないからです。だから良い材料の方が、費用と耐用年数の関係では有利になるのがふつうです。
地域による費用の差
平方フィート単価は、多くの施主が思う以上に地域で変わります。上の全国的な範囲に対する典型的なばらつき(2026年、米国)は次のとおりです。
無垢フローリング(施工込み):中西部で全国の範囲より約 20% 安く、西海岸と北東部の回廊で約 25% 高い。
タイル(施工込み):1 ft² あたり 10〜20 ドル、地域差 ±30%。
カーペット(施工込み):1 ft² あたり 3〜7 ドル、地域差は小さめ。
外壁の塗装:1 ft² あたり 1.50〜3.50 ドル、高価な沿岸市場で +50%。
コンクリート(土間):1 ft² あたり 4〜8 ドル、地域差 ±25%。
石膏ボード(張り + パテ):1 ft² あたり 1.50〜3 ドル。
キッチンのリフォーム:1 ft² あたり 150〜500 ドル。仕様の水準による差が最大。
浴室のリフォーム:1 ft² あたり 200〜600 ドル。
新築:全国で 1 ft² あたり 150〜300 ドル、オーダーメイドなら 500 ドル以上。
必ず3社以上から見積もりを取ってください。同じ工事内容でも、業者によって 30〜50% 違います。
日本では坪単価で語られる——分母に注意
このページの単価はすべて平方フィートとドルで、データの出どころは米国市場です。日本の見積もりは平方メートルと円で来て、住宅の建築費については「坪単価」で語られます。比べる前に、単位と通貨の両方を変換する必要があります。
面積の換算は正確な定義です。1 ft² = 0.09290304 m²、1 坪 = 3.305785 m² = 35.583 ft²。単価を直すには掛け算です。平方フィート単価を平方メートル単価にするには 10.7639 を掛け、坪単価にするには 35.583 を掛けます。施工 4.00 ドル/ft² は 43.06 ドル/m²、142.33 ドル/坪。上のキッチン 320 ft² は 29.73 m²、8.99 坪です。
通貨の換算は正確にはできませんし、できるはずもありません。為替は毎日動き、このページは為替レートを公表しません。計算する日のレートを取り、換算はいちばん最後に1回だけ行い、使ったレートを見積もりの横に書き残してください。計算の途中に為替を挟むのが、ひとつの合計に2日分のレートを混ぜ込む最も簡単な方法です。
そして日本固有の、いちばん大事な注意点です。坪単価は分母で化けます。 坪単価 = 工事費 ÷ 面積ですが、その面積が延床面積なのか施工床面積なのかで数字が変わります。施工床面積はバルコニー、ポーチ、吹き抜け、小屋裏収納などを含むため延床面積より大きく、同じ工事費でも坪単価は小さく見えます。分子も同じで、本体工事費だけなのか、付帯工事や諸経費を含むのかで変わります。2社の坪単価を比べる前に、分子と分母がそろっているかを必ず確かめてください。上の「材料のみか施工込みか」という問いの、日本版がこれです。
もうひとつ:上の単価は米国の人件費を反映しており、日本での人件費の割合はまったく違うことがあります。材料価格は世界市場に近い動きをしますが、人件費は地域の相場で決まります。だから「施工込み」の列より「材料のみ」の列の方が、妥当性の目安としては安全です。
Pro tips
必ずロス率を入れる
ロス率を入れない費用の見積もりは 5〜25% 低く出ます。単価を掛ける前に、面積の側にロス率を足してください。
見積もりは3社から
業者の価格は地域と季節で大きく動きます。3社取れば本当の範囲が見えます。たいていは真ん中が妥当です。
材料と人件費を分ける
2つの別項目として記録してください。材料はふつう小さい方で、予算を壊すのは人件費です。1 ft² あたり 5 ドルの材料が、施工込みでは 15 ドルになることがあります。
大きな工事ほど単価は下がる
段取りと現場設営は固定費です。100 ft² のタイル工事は 1 ft² あたり 20 ドルになることがありますが、同じ製品でも 500 ft² なら 14 ドルまで下がります。