外壁材の計算ツール:square と壁面積を出す
この計算ツールは、測った壁の寸法を、資材店が実際に使う数字に変えます。壁を1面ずつ入力し、開口部を引けば、外壁面積と発注すべき square 数が出ます。1 square は壁 100 ft² 分。square 単位で売られる材料ならどれにでも使えます。

外壁材の計算ツール

一般的な住宅の外壁を計算する
外壁すべての周長を出し、壁の高さを掛ければ外壁の総面積になります。平屋の 30×40 ft の家で壁高 9 ft なら、周長 140 ft × 9 ft = 1,260 ft²。
そこからドア、窓、その他の開口部の面積を引きます。次に妻壁があればその面積を足します。最後に 1.10 を掛けて、役物・重ね代・切りしろを見込みます。
妻壁を忘れない
妻壁はとても抜けやすい部分です。妻壁はそれぞれ三角形で、(底辺 × 高さ) ÷ 2。幅 30 ft の家で屋根が 6/12(5寸勾配)なら、妻壁1面あたり約 113 ft² になります。
妻壁2面(前後)で外壁の合計に約 225 ft² が加わります。無視できない量です。
家1棟分の外壁を計算する
外壁の数量は、家の床面積(内部の広さを表す数字)ではなく、外壁の面積から出します。良い見積もりには、妻壁・軒・出っ張りを含めた実際の壁面積が必要です。
基本の計算:家の周長 × 壁高 + 妻壁の三角形。平屋の 40 × 30 ft で壁高 8 ft なら、周長 140 ft × 8 ft = 1,120 ft² の壁。両側の妻壁の三角形を足します。幅 30 ft × 棟の高さ 6 ft ÷ 2 = 妻壁1面 90 ft²、2面で 180 ft²。合計 1,300 ft²。
2階建てなら壁面積は倍になります。2階建ての 40 × 30 ft なら 1,120 × 2 + 180 = 2,420 ft² の外壁。
大きな開口部(10 ft² を超える窓とドア)を引きます。一般的な住宅で窓とドアは合計 200〜400 ft²。上の2階建ての例なら、外壁の正味は 2,000〜2,200 ft² になります。
外壁材の種類と平方フィート単価
総額を決めるのは家の大きさより材料の選択です。下の工事費レンジは米国市場の2026年の計画用の目安で、材料、既存材の撤去、透湿防水シート、施工手間を含みます。地域、階数、外形の複雑さで動きます。
決める前に、価格と耐用年数の列を一緒に読んでください。ビニルは家を覆ういちばん安い方法です。繊維セメント板はおよそ倍の値段でおよそ倍もちます。だから初期費用では負け、年あたりの費用では勝ちます。木材はここで唯一、数年おきに追加費用がかかる材料です。
| 外壁材 | 工事費 / ft² | 耐用年数 | 壁 1,500 ft² の場合 |
|---|---|---|---|
| ビニル | 3〜7 ドル | 30〜40年 | 4,500〜10,500 ドル |
| 木質系複合材 | 4〜9 ドル | 30年以上 | 6,000〜13,500 ドル |
| アルミ | 4〜8 ドル | 30〜40年 | 6,000〜12,000 ドル |
| 繊維セメント板 | 5〜12 ドル | 保証50年以上 | 7,500〜18,000 ドル |
| スタッコ(塗り壁) | 7〜12 ドル | 50〜80年 | 10,500〜18,000 ドル |
| 木材(シダー) | 7〜15 ドル | 20〜40年・要塗装 | 10,500〜22,500 ドル |
| 人造石 | 10〜20 ドル | 50年以上 | 15,000〜30,000 ドル |
| レンガ・石 | 15〜30 ドル | 75年以上 | 22,500〜45,000 ドル |
square 単位での発注
米国では外壁材は平方フィートではなく square で売られます。1 square は壁 100 ft² 分。資材店は square で値段を付け、納品書も square で書かれ、ビニルはふつう1箱に2 square 入って届きます。壁面積を square に直すのが発注前の最後のひと手間です。
計算は短いものです。正味の壁面積(総面積からドアと窓を引いたもの)にロス率を足し、100 で割って、square の整数に切り上げます。3分の1 square を売ってくれる店はありません。
ロス率は、平らな長方形の外壁で 10%、妻壁・ドーマー・複雑な窓まわりの役物があると 15% に近づきます。斜めの切りしろは、どれも次の段に使うには短すぎる端材を残すからです。この表は 10% で計算しています。
最後まで計算した例——正味の壁面積 1,500 ft²(139.35 m²)。10% を足して発注面積 1,650 ft²(153.29 m²)。100 で割って 16.5 square。切り上げて 17 square を発注します。余りは工事の引き渡しまで手元に置いてください。割れたパネルを手持ちから替える方が、新しいロットから取るより簡単です。
| 正味の壁面積 | 10% を足した面積 | square | 発注量 |
|---|---|---|---|
| 800 ft² | 880 ft² | 8.8 | 9 square |
| 1,000 ft² | 1,100 ft² | 11.0 | 11 square |
| 1,200 ft² | 1,320 ft² | 13.2 | 14 square |
| 1,500 ft² | 1,650 ft² | 16.5 | 17 square |
| 1,800 ft² | 1,980 ft² | 19.8 | 20 square |
| 2,200 ft² | 2,420 ft² | 24.2 | 25 square |
| 2,600 ft² | 2,860 ft² | 28.6 | 29 square |
役物、軒天、工事の全体像
外壁材そのものだけでは外壁工事は終わりません。張り替え一式には次が含まれます。以下は米国市場の目安です。
既存の外壁材の撤去:1 ft² あたり 1〜3 ドル。
透湿防水シート:1 ft² あたり 0.20〜0.50 ドル。
窓・ドア・出隅の役物:長さ 1 フィートあたり 5〜15 ドル。
軒天と鼻隠し(軒の出の下):軒の長さ 1 フィートあたり 8〜20 ドル。
雨どい(外壁と同時に替えるのがふつう):長さ 1 フィートあたり 5〜15 ドル。
防水テープとシーリング:手間に含まれます。
2,000 ft²(185.81 m²)の工事なら、材料次第で工事費の総額は 10,000〜30,000 ドル。ビニルが下限(8,000〜14,000 ドル)、繊維セメント板が人気の中間(15,000〜25,000 ドル)、無垢の木材や石が上限(20,000〜50,000 ドル超)です。
日本では外壁を平方メートルと「坪」で見積もる
このページの数量は square と平方フィートです。データの出どころが米国市場だからです。日本では外壁、断熱、左官の見積もりは平方メートル単価で出て、square という単位は使いません。換算は正確で、1 ft² = 0.09290304 m²、つまり 1 square = 9.29 m² です。
表の正味面積を換算すると、800 ft² は 74.32 m²、1,000 ft² は 92.90 m²、1,500 ft² は 139.35 m²、2,200 ft² は 204.39 m²、2,600 ft² は 241.55 m²。ロス率 10% を足した 1,650 ft² の発注は 153.29 m² です。
価格側は掛け算1回です。平方フィート単価を平方メートル単価に直すには 10.7639 を掛けます。工事費 1 ft² あたり 5 ドルの繊維セメント板なら 1 m² あたり 53.82 ドル。これらは米国の人件費を映した数字なので、工事費の列よりは材料費の列を妥当性の目安として使う方が安全です。
日本でいちばん多い外壁は窯業系サイディングで、定尺は 455 × 3,030 mm が標準です。1枚あたり 0.455 × 3.030 = 1.379 m²、平方フィートなら 14.84 ft²。ここが square の代わりになる数え方です。正味 139.35 m²(1,500 ft²)の壁なら、ロスを見る前で 139.35 ÷ 1.379 = 101.1 枚、つまり 102 枚。ロス率 10% を見れば 112 枚です。
もうひとつ実務上の違いがあります。日本の外壁はサイディングのほか、モルタル下地に塗装、ALC パネル、金属サイディングといった作り方があり、このページの材料区分と一対一では対応しません。面積の出し方——周長 × 高さ + 妻壁 − 大きな開口部——は同じですが、見積もりの内訳が違います。相見積もりを取るときは、下地・防水・仕上げに分けて出してもらってください。
Pro tips
壁は1面ずつ測る
平均で済ませないでください。とくに平面が不整形な家では、1面ずつ測ります。
妻壁を数える
妻壁は三角形です:(底辺 × 高さ) ÷ 2。飛ばさないでください。
箱単位で発注する
ビニルサイディングは箱(約 200 ft² 入り)で売られます。箱の整数に切り上げてください。
役物を忘れずに
J チャンネル、出隅、スターターは別売りです。施工業者に拾い出しを頼むか、10% の余裕を見て発注してください。