太陽光パネルの面積計算ツール
太陽光パネルに使える屋根面積を計算します。住宅用の標準的なモジュール1枚は 17.6 ft²(65 × 39 インチ、1.635 m²)で、350〜450 ワットを出力します。

太陽光の屋根面積計算ツール

モジュール1枚に必要な屋根面積
住宅用の標準的なモジュールは 65 × 39 インチ、1枚 17.6 ft²(1.635 m²)です。フレームとレールの間隔を見込むと、設置1枚あたり屋根はおよそ 20 ft² と考えてください。
使える屋根 100 ft² でおよそ5枚、つまり約 1,750 ワット(1.75 kW)。500 ft² でおよそ 25 枚、約 9 kW。一般的な住宅用 6 kW のシステムには、影のかからない南向きの屋根がおよそ 350 ft² 必要です。
屋根面積を狭めるもの
米国の防火規定は別々の2つを求めており、とても混同されやすいところです。ひとつは棟に沿った空き——モジュールが屋根の一部だけを覆う場合はふつう左右それぞれ 18 インチ、大部分を覆う場合は 36 インチ。もうひとつは軒から棟まで通る幅 36 インチの進入路です。自治体によっては谷やトップライトのまわりにも空きを求めます。規定の版と地域ごとの上乗せが違うので、どちらも所管の建築部局に確認してください。
煙突、換気口、隣の建物の影も使える面積を減らします。南面がもっとも効率がよく、東西面でも十分な発電が得られます。北半球では北面はふつう向きません。
屋根に何枚のせられるか
住宅用の標準的なモジュールは 65 × 39 インチ、モジュール面積 17.6 ft²。これはガラスそのものの寸法です。レールの間隔と法令上の空きを合わせると、設置1枚あたり屋根はおよそ 20 ft² 見てください。
住宅用のシステムは 20〜30 枚が多く、使える屋根が 350〜525 ft² 必要になります。
屋根のすべてが使えるわけではありません。北半球では南面がもっともよく(南半球なら北面)、東面・西面でも機能しますが 15〜20% 落ちます。北面はふつう使いません。
影のかかる範囲は外れます。1日2時間屋根に影を落とす木があるだけで、その範囲のモジュールの働きは台無しになります。
法令上の空き:棟の左右ふつう 18 インチ、モジュールが屋根の大部分を占める場合は 36 インチに広がり、加えて軒から棟まで幅 36 インチの進入路。段間の離隔と障害物と合わせると、下の表が使っている 25% の余裕になります。
モジュール出力と家庭の電力需要
いまの住宅用モジュールは1枚 350〜450 ワットです。400 W を 20 枚なら 8 kW のシステムになります。
米国の平均的な世帯は年に 10,500 kWh、月 875 kWh、1日 29 kWh を使います。
温暖な気候なら 8 kW のシステムで年 11,000〜13,000 kWh 前後——世帯の使用量の大部分をまかなえます。
地域差:南カリフォルニアやアリゾナは 1 kW あたり年 1,500〜1,700 kWh。太平洋岸北西部は 1,000〜1,200。北東部は 1,100〜1,300。フロリダは 1,400〜1,500。
最後まで計算した例:テキサス州の 2,000 ft² の住宅、電気代が月 200 ドル。年間使用量はおよそ 12,000 kWh。必要なのは 8〜9 kW。400 W モジュールで 20〜23 枚。モジュール面積は 352〜405 ft² なので、25% の余裕を見て南向きの屋根がおよそ 440〜510 ft² 必要です。
システム容量ごとに必要な屋根面積
太陽光の容量決めは、このサイトのほかの計算とは逆向きに進みます。ふつうは目標のキロワット数から始めて、必要な屋根面積へさかのぼります。いまの住宅用モジュールは約 65 × 39 インチ——およそ 17.6 ft²——で、約 400 ワットです。
目標容量をモジュール1枚の出力で割って枚数を出し、17.6 を掛けてモジュールの正味面積を出します。ただしこれはまだ必要な屋根面積ではありません。モジュールを屋根いっぱいに隙間なく並べることはできないからです。
屋根の現実として約 25% を足します。多くの規定が求める棟と軒の空き、段間の離隔、そして換気口・煙突・トップライトが落とす影の範囲です。表にはモジュールの正味面積と、この余裕を見た実際の屋根面積の両方を載せています。
最後まで計算した例——8 kW のシステム。1枚 400 W なら 20 枚。モジュール面積は 20 × 17.6 = 352 ft²(32.70 m²)。空きと障害物として 25% を足すと、向きの良い使える屋根がおよそ 440 ft²(40.88 m²)必要です。単純な切妻屋根の家なら、南面のほぼ全部にあたります。
鍵になるのは「使える」という言葉で、衛星写真から読んだ屋根の総面積がいつも過大評価になるのはこのためです。数えられるのは向きの合った面だけ——北半球では南面がもっともよく、東西面は 15〜20% 落ち、北面はまず設置する価値がありません。面ごとに測ってから、条件の合う面だけを足してください。
| システム容量 | 400 W モジュール | モジュール面積 | 25% 余裕を見た屋根 |
|---|---|---|---|
| 4 kW | 10 枚 | 176 ft² | 220 ft² |
| 6 kW | 15 枚 | 264 ft² | 330 ft² |
| 8 kW | 20 枚 | 352 ft² | 440 ft² |
| 10 kW | 25 枚 | 440 ft² | 550 ft² |
| 12 kW | 30 枚 | 528 ft² | 660 ft² |
太陽光の費用:平方フィートあたりとワットあたり
以下は米国市場の目安です。設置費用は設備容量 1 ワットあたり 2.50〜4.00 ドル(2024年)。8 kW のシステムなら税額控除と補助の前で 20,000〜32,000 ドル。
米国の連邦税額控除:設置費用総額の 30%。州や自治体の制度がさらに 10〜30% 上乗せされることがあります。
補助後の正味費用:一般的な州の 8 kW システムで 14,000〜22,000 ドル。
回収年数:米国の多くの州で 6〜10 年。電気料金が高く補助が手厚い地域では 4〜6 年と早くなります。
使った屋根の平方フィートあたり:モジュール面積 1 ft² あたりおよそ 50〜100 ドル。これはモジュールが載る屋根だけの数字で、残りの屋根面には当たりません。
日本では kW と m² で、離隔の考え方も違う
このページの面積はすべて平方フィート、モジュールの寸法はインチです。データの出どころが米国市場だからです。日本の太陽光の見積もりはシステム容量を kW、面積を平方メートルで示します。換算は正確で、1 ft² = 0.09290304 m²、1 インチ = 2.54 cm です。
モジュール寸法の換算:65 × 39 インチは 165.1 × 99.1 cm で 1.635 m²。日本で売られる住宅用モジュールは 170 cm 前後 × 110 cm 前後のものが多く、面積も1枚あたりの出力もこのページの数字より大きくなります。17.6 ft² ではなく、自分の見積書に書かれたモジュール寸法を使ってください。
面積の換算:モジュール面積 352 ft² は 32.70 m²、25% の余裕を見た屋根 440 ft² は 40.88 m²。6 kW の 330 ft² は 30.66 m²、12 kW の 660 ft² は 61.32 m² です。
発電量の側は、日射量が地域で大きく違うため、確かな数字は自分の所在地のデータで計算する必要があります。このページは発電量の見積もりを出しません。出すのは「その容量にどれだけの屋根が要るか」で、この計算は単位にも地域にも左右されません。
上に書いた棟まわりの空きと進入路は米国の防火規定の要求です。日本の消防・建築の要求はこれとは別物で、加えて金属屋根か瓦屋根かによって取り付け金具の位置とピッチが効いてきます。自分の屋根材でどれだけの離隔を取るのかを施工業者に確認してください。表の 25% はあくまで出発点であって、規定ではありません。
Pro tips
屋根の面積は水平投影ではなく斜面で
傾いた屋根の面積は、その下の水平投影より大きくなります。7/12(約5.8寸)勾配の屋根なら、投影面積のおよそ 1.16 倍です。
法令上の空きは先に引く
「屋根面積 ÷ モジュール枚数」で考えないでください。まず法令上の空きを引きます。使える面積はふつう屋根面の 60〜70% にすぎません。
発電量は向きで決まる
フェニックスなら南向き 6 kW で年およそ 9,500 kWh。同じシステムを東向きにすると年およそ 7,500 kWh に落ちます。正確な見積もりには PVWatts のようなツールを使ってください。
現地調査を頼む
太陽光の施工会社は、影の分析、屋根の状態、分電盤の容量を見る現地調査を無料で行うのがふつうです。面積の計算はその出発点にすぎません。