短い答え
買った被覆面積は、箱の数 × 表示の面積。必要な被覆面積は、実測面積 ×(1 + ロス率)。買ったほうが必要な量以上なら、足りています。
残りは別の足し算です。買った被覆面積 − 実際に張った面積 − 短すぎて使えない端材。見積もりなのは最後の項だけで、しかもそれが、手元に残るのが予備の 1 箱なのか、ゴミ袋なのかを決めます。
工事の途中で確かめるなら、順序が効きます。開けた箱と張り終えた面積を比べてください。残りの箱と残りの面積ではありません。前者なら、同じロットで追加注文できるだけ早く、実際のロス率が分かります。
足りているか——最後の箱を開ける前に確かめる
確認には 3 つの数字が要ります。実測面積、表示の面積、箱の数。4 つ目がロス率で、人が忘れるのは注文のときではなく、この確認のときです。
塗料で最後まで計算した例。壁 420 平方フィート、39.02 m² を 2 回塗ります。塗料は 1 ガロンで 1 回塗り 350 平方フィートほどなので、2 回塗りには 840 平方フィートぶんの被覆が必要。350 で割ると 2.4 ガロンで、2 缶では足りず 3 缶なら足ります。これは典型的な足りなくなり方です。1 ガロン 350 に対する 420 平方フィートは、2 回塗りを足すまで「1 ガロン半」に読めてしまうからです。
石膏ボードで最後まで計算した例。壁 640 平方フィートに、ふつうの 10% を足して 704 平方フィート。4 × 8 の板は 32 平方フィートなので、ちょうど 22 枚。4 × 12 の板(48 平方フィート)なら 14.67、つまり 15 枚。大きい板は余りがゼロではなく 16 平方フィート出ます。大きい板は継ぎ目が減る代わりに、切り上げが粗くなります。
名前を付けておくべき失敗の型——箱に書かれた面積は公称値です。20 平方フィートと書かれた箱には、合計 20 平方フィートぶんの板が入っています。仕上がった床 20 平方フィートではありません。その差が、あなたが切り落とすぶんです。ロス率はまさにそのためにあるので、箱の数と予備なしの素の面積を比べる確認は、足りなくなるその瞬間まで「足りている」と言い続けます。
| 材料 | 売られる単位 | 面積 | 計算した確認 |
|---|---|---|---|
| 塗料 | 1 ガロン | 350 ft²、1 回塗り | 420 ft² × 2 回 = 840 ÷ 350 = 2.4 → 3 ガロン |
| 石膏ボード | 4 × 8 の板 | 32 ft² | 640 ft² +10% = 704 ÷ 32 = 22 枚 |
| 石膏ボード | 4 × 12 の板 | 48 ft² | 704 ÷ 48 = 14.67 → 15 枚 |
| 壁紙 | ダブルロール | 56 ft² | 300 ft² +15% = 345 ÷ 56 = 6.16 → 7 本 |
| アスファルトシングル | 1 束 | 33.3 ft²(3 束 = 1 square) | 1,600 ft² +10% = 1,760 ÷ 33.3 = 53 束 |
| 芝 | 1 パレット | 450 ft² | 2,000 ft² +5% = 2,100 ÷ 450 = 4.67 → 5 枚 |
同じ確認を、日本の売り方の単位で
上の確認は単位に依存しません。使うのは箱に書かれた数字だけです。日本ではそれが平方フィートではなく平方メートル、ガロンではなくリットルなので、同じ 4 つの計算を国内の単位でもう一度やっておきます。
フローリング。27.87 m² の部屋に 10% を足すと 30.66 m² が必要です。フローリングは 1 ケース=1 坪=3.3058 m² で売られることが多いので、30.66 ÷ 3.3058 = 9.27、つまり 10 ケースで 33.06 m² を買うことになります。1 ケースの面積は製品で違うので、箱の数字を使ってください。計算の形は変わりません。
塗料。39.02 m² の壁に 2 回塗ると、塗り面積は 78.04 m²。1 リットルあたり 8.59 m²(1 ガロン 350 平方フィートと同じ値)なら 9.08 リットル。国内の缶なら 14 L 缶を 1 つ、あるいは 7 L と 3 L を組み合わせることになります。缶に書かれた塗布面積が違うなら、その数字で割ってください。
石膏ボード。59.46 m² の壁に 10% を足して 65.40 m²。国内の標準的な 910 × 1,820 mm の板は 1.6562 m² なので 39.49、つまり 40 枚。910 × 2,420 mm なら 2.2022 m² で 29.70、つまり 30 枚です。米国の 4 × 8 ft の板は 2.9729 m² あるので、同じ壁でも 22 枚で済みます。板が大きいほど枚数は減り、切り上げの粗さは増えます。
芝。185.81 m² の芝生に 5% を足して 195.10 m²。日本では平方メートル単位、あるいは「束」で売られますが、1 束の枚数と 1 枚の寸法は生産者によって違うので、注文の前に必ず確認してください。芝は生ものなので、切り上げは余った材料ではなく、刈られた芝がもう 1 日待たされることを意味します。
残りは引き算が出す量より少ない
ここで 2 つの問いが分かれます。紙の上の余りは、買った被覆面積から床の面積を引いたもの。使える余りは、そこからさらに、切ってしまって使えないものすべてを引いたものです。木の床やタイルでは、その差の大半はとっくにゴミになっています。
フローリングで最後まで計算した例。15 × 20 ft の部屋は 300 平方フィート、27.87 m²。10% を足すと 330 平方フィートが必要で、1 箱 20 平方フィートなら 16.5、つまり 17 箱、買った面積は 340 平方フィート。床の 300 平方フィートを引くと余りは 40 平方フィートに見えます。予備 2 箱ぶんのように聞こえます。
そうではありません。実際の切り落としのロスが 8% だったなら、その 40 平方フィートのうち 24 はすでに端材で、残るのは 16 平方フィート(1.49 m²)。1 箱に足りず、しかもそれは端材が取っておけるだけの長さがある場合に限ります。正直に言えばこうです——17 箱買い、17 箱すべてを開け、手元に残るのは 1 箱に満たない量。
ただし切り落としのロスが自動的に損失になるわけではありません。列で張る床では、列の端で切った端材が、メーカーの指定する最小の張り始め長さを超えていれば、次の列の頭になります。同じ部屋、同じ材料で、実際のロスが 6% の丁寧に割り付けた床と、15% の急いだ床を分けるのはそこです。
まだ直せるうちに、途中で確かめる
確かめるのに役立つ瞬間は、終わりではありません。工事のおよそ 4 分の 1 の時点です。そこまで来れば実際のロス率が分かるだけ張っていて、同じ製造ロットから追加注文する時間もまだ残っています。
測り方は簡単です。ここまでに何平方フィート覆ったかを出し、そのために何箱開けたかを数える。開けた箱の数 × 表示面積 ÷ 張った面積が、実際の消費率です。300 のうち 88 平方フィート(8.18 m²)の床に 5 箱——つまり 100 平方フィートの材料——を使ったなら、あなたは注文時の 10% ではなく 13.6% のロス率で作業していることになり、17 箱では部屋を張り終えられません。
4 分の 1 の時点でこれに気づけば、追加注文はまだ揃います。終わってから気づけば、追加の箱は別のロットから来ます。そして色のあるもの——タイル、フローリング、カーペット、屋根材、そして塗料も——では、ロットの違いは見えます。ロット番号があるのはそのためで、早く確かめることのいちばん強い根拠でもあります。
塗料には独自のやり方があります。3 ガロンの見積もりのうち 2 缶目に入っていて、1 回目の塗りがまだ半分残っているなら、残りの缶を大きな容器にあけて混ぜ、そのまま続けてください。同じ色名の 2 缶のあいだに見える境目を、職人が避ける方法です。
何を残し、残りをどうするか
できるなら、未開封の 1 箱を残してください。床材やタイルの予備の 1 箱が、直せる傷と部屋を張り直す工事とを分けます。同じ製品の同じ色が 2 年後にも存在するとは限りませんし、存在してもそのロットではありません。
その箱は、行き先の部屋に近い環境で保管します。暖房のない車庫に置いた無垢材の予備は湿気を含み、2 年間屋内の湿度で暮らしてきた板の横に平らには納まりません。屋内で、平置き。それだけです。
部屋の名前、日付、製品名、ロット番号を書いておいてください。最後のひとつが、誰も記録せず、あとで必ず探すことになる情報です。捨てた箱に印刷されていたからです。
そして、本当に取っておけないもの——未開封で傷のない材料は、たいてい決められた期間内なら返品できますが、その期間はリフォームより短いことがあります。返品の期限は、工事が終わってからではなく注文のときに聞いてください。ひとつの納品ではなく 2 回に分けて受け取る人がいるのはこのためで、この計算のうち期限があるのはこの部分だけです。
タイルの残りは面積ではなく枚数で数える
箱売りの床材なら面積が自然な単位で、上の計算がそのまま働きます。タイルでは、それが静かに誤解を招きます。タイルは自分の面積を全部覆うわけではなく、残りはまわりの目地が覆うからです。そしてその差が、車庫に残っている枚数で床の一部を張り直せるかどうかを決めます。
呼び 12 インチのプレスタイルは、実寸がおよそ 11 と 8 分の 7 インチで、12 インチではありません。12 枚のタイルの表面積は 11.875² × 12 = 1,692.19 平方インチ、つまり 11.75 平方フィート。箱には 12 平方フィートと書かれていて、12 インチの割り付けで目地とともに張れば本当に床の 12 平方フィートを覆います。ラベルが言っているのは被覆面積であって、タイルそのものの面積ではありません。
つまり 7 枚は、タイルとしては 6.85 平方フィート、被覆としては 7.00 平方フィートです。残りを「およそ 6.8 平方フィート」と書いておくと、あとで 7 平方フィートの部分は直せないと判断してしまいます。実際は直せます。枚数を書いてください。
枚数は、ラベルが消えても生き残る唯一の値です。箱がもうないなら、タイルを 1 枚測って 2 乗し、枚数を掛けてください。ただしそのあとで、床がどの割り付けで張られているかを確かめること。その枚数が何を覆うかを決めるのは割り付けだからです。12 インチの割り付けと 12 と 8 分の 1 インチの割り付けは、同じタイルを収めて違う面積を覆います。日本で売られる 300 × 300 mm や 600 × 600 mm のタイルでも同じことが言えます。呼び寸法と実寸は別物で、リクティファイド(研磨で寸法を揃えた)タイルではその差がほとんど消えます。
予備は、残りに混ぜずに別の行として管理してください。将来の補修のために取ってある材料は余りではなく、用途の決まった在庫です。それを自由に使えるものとして扱うのが、誰も計画していなかった収納の仕上げに予備が静かに消えていく経路です。
よくある質問
材料が足りているかはどう確かめますか?+
床材がどれだけ残るかはどう計算しますか?+
残った材料は「使わなかった材料」ですか?+
足りなくなりそうかは、いつ確かめますか?+
予備はどれだけ残しますか?+
タイルの残りは面積と枚数のどちらで記録しますか?+
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